臨床検査技師は、男女問わず長く勤めている人が多いです。
女性でも、結婚や出産を経てずっと同じ職場で働いている人が多くいます。
参考記事>>臨床検査技師は女性のほうが多いって本当?女性が活躍できる理由は?
なので、職場によっては、若い人が少なくベテランの40~50代の技師がほとんどということも。
小さい病院だと、求人が毎年出るわけではないので、「今年はたまたま退職者がいたから、新卒の子を入れよう」というように、若い人が一人ポツンという状態になってしまうこともあります。
別のところに就職した友人から「同期の子は~」なんて話を聞くたびに「同年代の人がいるなんてうらやましい!」って思っちゃいますよね。
同時に、年上の先輩とうまくやっていけるかどうか、不安になっている人も多いのではないかと思います。
●何を話したらいいの?
●いじめられたりしない?
●仕事ができないやつって思われてそう…
一緒の空間にいるだけなのに、こんなふうに、ビクビクしてしまっていませんか?
その気持ち、よーくわかります。
実は、私も転職して入った病院で、20代は私だけでした。
周りはみんなベテラン技師で、新卒で入って20年以上ずっと勤めている人も少なくありませんでした。
はじめはそんな先輩たちに対しておびえていましたが、今ではそれなりに仲良くさせてもらっています。
私自身、積極的な性格ではなく「自分からガンガン話しかけるなんて無理!」というタイプです。もちろん、媚びを売るのも苦手。
そんな私でも、年上の先輩たちとうまくやれるようになりました。
ここでは、そのノウハウをお教えします。
不安を抱えている方は、ぜひ読んでみてくださいね!
そもそもなぜ年上の先輩が怖く思えてしまうの?
そもそも、なぜ年上の先輩に対してビクビクしてしまうのでしょうか?
年が離れていても、一生懸命話しかけてくれて仲良くしてくれる先輩もいるかもしれません。そういう人であれば、こちらも緊張しないですみますよね。
しかし、若い職員が少ない職場には、残念ながらこのように最初から仲良くしてくれる先輩は存在しません。
若い職員が少ない職場には2パターンあります。
●たまたま退職者が出て新人を採用した職場
●若い職員がなかなか定着しない職場
最初のパターンの場合、「若い子にどうやって接したらいいかわからない」。
そして、二つ目のパターンの場合は、「またすぐに辞めてしまうのではないか」と思っています。
そういうわけで、「まずは、様子見」というそっけない感じになってしまうんですね。
入職したときに、よっぽど何かしでかしてしまったなどの失態がないかぎり、あなたは嫌われているわけではないので、そこは安心してください。
しかし、そっけない態度をとられたら不安になってしまうのは当然です。
では、どうしたらいいのか考えていきましょう。
まだ仲良くないうちに、ガンガン話しかけたり媚びを売るのは逆効果!
先輩にそっけない態度をとられると、つい、
[kaiwa2]何とかして仲良くならないと![/kaiwa2]
と気合で空回りしてしまうことがあります。
具体的に言うと、
●積極的に話しかける
●プライベートのことを聞く
●お菓子を配る
などです。
例えば、学校やプライベートで出会う人たちであれば、こちらから積極的に話しかけたりお菓子を配ったりするのは有効です。
しかし、職場ではこれらは逆効果。
先輩から「うざい後輩」と思われてしまうかもしれません。
最初からうまくコミュニケーションをとって、「かわいい後輩」ポジションを確立できる人もいることは確かです。
でも、普通はなかなかうまくできないですよね。
先輩が新人に何を望んでいるのかを考えよう
結局のところ、先輩から好かれるためには、先輩が望むことをすればいいわけです。
先輩が望むこと、それは…
「仕事ができるようになること」
ただ、それだけです。
先輩の立場になるとわかるのですが、新人が入ってくるとわかるとまず思うのは、
「仕事ができる子だといいな」
です。
考えてみると、人手が足りないから新人が入ってくるということで、仕事ができるようになってくれないと意味がないわけです。
厳しいと思いますが、これが本音。
なので、仕事ができるようになれば、先輩と自然と仲良くなれるのです。
先輩と仲良くなるには時間がかかるのは当然
そんなにすぐには仕事ができるようにはならないよ
と思うかもしれませんね。
それは当然です。
特に、臨床検査技師の仕事は多岐にわたるので、一通りの仕事、少なくとも当直ができるようになるまでには半年~1年はかかります。
なので、1年くらい経ったころには自然と先輩と打ち解けられるようになっていると思います。
私もちょうど1年経ったころに、あだ名をつけられました(笑)気が付いたら「あれ?そういや自然と打ち解けてる?」という感じでしたね。
まずはグッとこらえて、仕事を一生懸命覚えるようにしてください。
一生懸命取り組んでいる姿は、必ず先輩の目に入ります。
年上の先輩とうまくやっていく方法のまとめ
先輩が新人に臨んでいることは、「仕事ができるようになること」!
すぐに仲良くなろうとは考えずに、まずは仕事を覚えることに集中してください。
仕事ができるようになると、自然と打ち解けているはずです。