やっぱり結婚や出産で、仕事を辞めちゃう人もいるみたいだね
臨床検査技師は女性でも長く働けるのかな?
出産後も働いている人もたくさんいるしね
臨床検査技師は女性でも働きやすい職種と言えるね
臨床検査技師の男女比は、だいたい3:7で女性のほうが多いです。
医療系の学部で有名な杏林大学の、保健学部臨床検査技術学科の在校生の数(2017年4月現在)を見てみましょう。
男性 | 女性 | 合計 | |
1年生 | 30 | 92 | 112 |
2年生 | 31 | 80 | 111 |
3年生 | 15 | 76 | 91 |
4年生 | 15 | 82 | 96 |
合計 | 91 | 330 | 421 |
全体の78%が女子学生ということになります。
けっこう多いですよね!
もちろん、医療の現場でも現役の臨床検査技師としてたくさんの女性が活躍しています。
近年は、職種にかかわらず、男性と同じように正社員で働く女性が増えています。
と考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、働きやすくなったとはいえ、職種によっては女性が働き続けるのが難しいこともまだあるようです。
例えば、
●産休・育休の取得の前例がない
●子どもが保育園に入れない
●復帰後、楽な部署に異動になってしまう
このような問題があります。
本人が今までと同じように仕事を続けたくても、難しい場合があるのも事実です。
ですが、臨床検査技師のような医療職は、女性でも長く働ける職業の一つ。
ここでは、女性が臨床検査技師として働きやすい理由を見ていきましょう。
【働きやすい理由①】力仕事が少なく体力的に楽
女性が活躍している医療職である看護師さんですが、患者さんを持ち上げたりと体力面ではかなりハードな仕事です。
また、夜勤の勤務がある場合だと、寝不足でしんどいことも。
年齢が上がるにつれて体力が落ちてくると、働き方を考えなければいけないこともでてきます。
しかし、臨床検査技師はそこまでの力仕事はありません。
モニターや顕微鏡を見たりするので目は使うかもしれませんが、たいてい座ってする作業なので体力面では楽です。
年齢が上がって体力が落ちてきても、無理なく働くことができます。
また、臨床検査技師でも施設によっては当直勤務がある場合もあります。
ただ、女性は月に一回と決められていたり、検査センターでは夜勤のない部署に配属されたりと、配慮してくれるところもあります。
【働きやすい理由②】産休・育休が取りやすい
病院や検査センターのような医療施設では、産休・育休制度がないということはまずありません。
特に、医療系の資格職を持っている人には長く働いてほしいので、制度がしっかりと整っていることが多いのです。
医師や看護師さんは、産休や育休をよく利用するので、言い方は悪いですが臨床検査技師もおこぼれをもらっているという感じです(笑)
また、病院の場合は、施設内に保育園が併設されていることも。
主に看護師さんが利用していますが、空きがあれば臨床検査技師も利用できる可能性があります。
病院の保育園は24時間体制で見てくれるので、夜勤があっても安心ですね。
【働きやすい理由③】復帰後も、もとの部署で活躍できる
産休・育休を終えて職場に復帰しても、子どもが熱を出して欠勤をせざるを得なかったり…なかなか今までどおりに働けないのが現状です。
職場によっては、復帰後は別の部署に異動になってしまうこともあります。
せっかく今までと同じようにがんばりたいと思っていても、これでは悲しいですよね。
臨床検査技師の資格を持っていれば、今までどおりの部署で働くことができます。
他の部署に異動ということはまず考えられません。
もちろん、今までどおり検査の業務を担当させてもらうことができます。
多少のブランクがあっても、もう一度一からがんばろうという気持ちがあれば大丈夫。
資格を持っているのはやはり強い!です。
子育てをしながら仕事をするのは大変ですが、「患者さんの検査をする」というやりがいのある仕事だからこそ、がんばれるのだと思います。
また、資格があるからこそ、ある程度年齢が高くても転職も可能です。
「もし、この職場がダメでも次がある」という気持ちでいられるので、ある意味いい感じで肩の力を抜いて仕事ができるのかも働きやすい理由の一つです。
まとめ
臨床検査技師の約7割が女性
医療現場でも、たくさんの女性の臨床検査技師が活躍している!
女性が働きやすい理由
ますます臨床検査技師に興味がわいてきたよ