国家試験

有効活用しよう!臨床検査技師の国家試験に合格するために夏休みにやるべきこと

平日は毎日学校に通い、勉強や実習で疲れ切っている人も多いはずです。

そんな中で、夏休みは年間の中でも長い休みです。

沙希
夏休みは遊ぶぞ~!

と思っている人も多いのではないでしょうか?

 

しかし、勉強を全くしないというのはよくありません。

学校がなくても、できるだけ毎日勉強するくせをつけておきましょう。

 

ここでは、学年別に夏休みにするべきことをお教えしたいと思います。

 

大学1~2年生・専門学校1年生にやるべきこと

まだ、国家試験まで時間があるので、ガツガツ勉強する必要はないかもしれません。

ですが、国家試験がどんなものなのかを知っておくのはこの時期がベストです。

参考記事>>臨床検査技師の国家試験ってどんな問題?試験時間や会場は?

 

問題は解かなくても、「へ~こんな問題が出るんだ」と問題を眺めるだけでも違います。この段階でも解ける問題はいくつかあると思うので、余裕がある人は挑戦してみてください。

この段階ではまったくお手上げ状態でも、それは当たり前。

「国家試験の勉強をいつから、またどうやって進めていくか」を考えるきっかけになればいいんです。

 

また、比較的まだ余裕がある時期なので、勉強以外のことをやっておくのによい時期です。

具体的には、

●車の免許の取得

●アルバイト

●旅行

などがあります。

 

特に、車の免許は時間に余裕のある学生のうちに取得しておきたいところです。

 

例えば病院に就職した場合、オンコール(緊急時に職場にかけつけられるよう待機しておくこと)のときに車があるとさっと行くことができるので便利です。

 

合宿で格安、短期間で運転免許を取得する方法もあるので、興味がある人は、合宿免許受付センターのサイトを見てみてくださいね!

女性でも安心して合宿できるプランもありますので、ぜひチェックしてみてください。

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大学3年生・専門学校2年生にやるべきこと

国家試験まで約1年半。

沙希
まだ1年半もあるじゃん!余裕余裕!

と思っていませんか?

 

しかし、この頃から授業も専門的なものになり、秋以降は病院実習がはじまる学校も多くなってきます。

日々の勉強をこなすのに精一杯になってしまうんですよね。

私も、専門学校2年の秋以降は精神的にとてもつらいものがありました。

参考記事>>毎日の勉強やレポートに追われて不安になっていたときに救われたたったひとつの言葉とは?

 

なので、夏休みを使って少しでも国家試験の勉強をすることで、あとがぐっと楽になります。

去年の段階ではお手上げだった国家試験の過去問も、この時期になると授業で習っているところも増えているため、勉強がしやすくなります。

授業で使っているプリントなどを見ながらでいいので、過去問を解いてみましょう!

 

習っているところを一通り解いてみると、

沙希
全然覚えられてないな…自力で解くのはまだ無理だ

と思うかもしれません。

 

そう、ここで気付くことが大事なんです。

当たり前ですが、本番では何も見ずに問題を解くことになります。

膨大な量の項目をどうやって覚えていくかを考える必要があるんですね。

 

過去問を解きながら覚えていくのが最も効率的ですが、並行してまとめノートを作ることを私はおすすめします。国家試験が近づくにつれてまとめたものがほしくなるんですよね。

ノートにまとめは時間がかかるので、できるだけ早めに取りかかるようにしましょう。

私は国家試験のちょうど1年前に始めましたが、この夏休みに始めてもよいと思います。

参考記事>>国家試験の勉強に『ノート作り』はNG?合格につながるノートまとめの方法とは?

 

大学4年生・専門学校3年生にやるべきこと

 

この時期になると、就活をする人も多いと思います。

精神的にも大変な時期でありますが、夏休みは本腰を入れて勉強できるまたとない機会です。

 

授業はだいたい終わっていると思いますので、まずは出題数の多い臨床化学・病理組織細胞学などから始めていくとよいでしょう。

また、ついつい得意な科目ばかり勉強してしまいがちですが、苦手科目もある程度やっておきましょう。

苦手科目をまったく勉強しないのはリスキーなので、絶対にやめましょうね。

参考記事>>国家試験に合格するためには得意な科目と苦手な科目どちらを優先すべき?

 

先ほども言ったように、最終学年の夏休みは就活も含め他にもやることがたくさんあります。

●就職活動

●オープンキャンパスの手伝い

●卒業研究

 

[kaiwa3]国家試験の勉強をする時間なんてないよ![/kaiwa3]

と思うかもしれませんね。

しかし、これらはすべて国家試験の勉強につながっています。無駄なことではまったくないんです。

順番に見ていきましょう。

 

就職活動

就職活動というと、受ける施設にもよりますが、面接や作文が課せられることが多いです。

しかし、大きな病院のような人気のあるところだと、応募者を振り分けるために筆記試験を課すことがあります。

筆記試験では、臨床検査技師として必要な知識を問われます。国家試験に出るような問題が出題されることも。

 

人間、何か目的があるとそれに向かって努力します。

「筆記試験があるから、ちょっとは勉強しないとな~」というように勉強しなければいけない環境を作ってしまうんですね。

試験で落とされてしまっても、勉強したことは無駄にはありませんし、運良く内定をもらえたらラッキー!ですよね。

機会があれば、ぜひ筆記試験がある求人に応募してみてはいかがでしょうか?

 

オープンキャンバスの手伝い

オープンキャンパスとは、進学を希望する人に向けて学校を開放し、学校の説明や授業の体験などを通して学校に興味を持ってもらおうというイベントです。

 

臨床検査技師養成の大学や専門学校では、オープンスクールで体験型のイベントを開催していることが多いです。

なので、在学生が説明をしたり案内したりするようなお手伝いを任されることがあります。

沙希
授業で習ったようなことを簡単に説明するだけでしょ?

と甘く考えているかもしれませんが、知識がない人に説明するのは意外に難しいんですよ。

 

私はオープンキャンパスで、血液型を判定する体験のブースで説明をしました。そこで参加した学生さんに、

「例えば、A型+(プラス)A型-(マイナス)というように、Rh陽性・陰性があるのは知ってる?」

と尋ねると、その子は知らなかったんです。

臨床検査技師の勉強をしている人なら常識なことですが、まさか知らないとは思わず…説明をするのに苦労した思い出があります。

 

しかし、このように人に説明することは、とてもいい勉強法だって知っていましたか?

身につけた知識を人にわかりやすく説明できれば、完璧に理解していると言えるでしょう。うまく説明ができなければ、それはまだ理解ができていないということ。

これを機に、友人同士で教え合ったりするのもいいですね。

 

卒業研究

大学では、最終学年になると研究室に所属し卒業研究をします。

慣れない研究に時間をとられ、「なかなか国家試験の勉強をする時間がない!」と悩んでいるかもしれません。

しかし、研究室に所属することで得られるメリットもあります。それは、先輩や先生との距離が近くなるということです。

 

先輩や先生は国家試験の経験者です。

不安に思っていることを素直に打ち明けてみると、きっと貴重なアドバイスをくれるでしょう。

情報はないより少しでもあったほうがいいのは明らかです。使えるものはうまく使って、情報を得るべし!

 

まとめ

夏休みは長い休みでもありますが、学年が上がるにつれて他にやるべきことも多くなってきます。

そんな中で国家試験の勉強を一から始めるのは大変です。

なので、まだ余裕のあるうちから、国家試験がどんなものであるかを理解しておきましょう。

そして、今後どういうふうに勉強していくかも考えておきましょう。

ここまでやっておけば、スムーズに勉強に取りかかれるはずです。

また、「他にやることが多くて勉強できない!」と嘆くのではなく、国家試験の勉強にうまく繋げられるように意識を向けていきましょう。

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