臨床検査技師の国家試験は覚えることがたくさんあります。
暗記してから過去問を解こうと思っても…
国家試験の勉強なんてもうやりたくない!!
こんな悩みを抱えていませんか?
覚えられない→問題が解けない→やる気がなくなる
この悪循環。つらいですよね。
そんなつらい勉強を少しでも楽にするためにおすすめなのが、語呂合わせで覚えること!
関連記事>>臨床検査技師の国家試験は語呂合わせで乗り切る!語呂合わせで覚えるメリットと注意点
以前の記事で、「語呂合わせは自分で作るように心がけよう」という話をしました。
でも、やっぱり自分で全部作るのは限界があるという人もいるんじゃないかなと思います。
そんな人のために、画期的な本が発売されました!
その名も、『解剖生理学 超速! ゴロ勉』です。
目次
【解剖生理学 超速! ゴロ勉】誕生の経緯
この本の著者であるゴローさんは、鍼灸マッサージ師です。
学生時代にアルバイトに明け暮れていたゴローさんは、いかに短時間で効率よく勉強するかを考えていました。
そこで編み出したのが、語呂合わせで覚えること。
それに加えて、語呂に関連するイラスト(これがまた味があってインパクト大)も自分で描き、楽しく勉強していたそうです。
この話を聞いて、私も同じように語呂を作って絵を描いて覚えていたな~と親近感がわきましたね。
そして、私の勉強法は間違っていなかったんだと確信(笑)
語呂合わせとイラストがどんな感じなのか、気になる人もいると思いますので、ゴローさんのTwitterを引用させていただきました。
【パッと見で分かる】
「タンパク質の合成」
細胞小器官が協力しあって、タンパク質が作られます。
前回のつぶやきとセットで見れば、so good. pic.twitter.com/QGUOqhm1vN— ゴロ−@解剖生理イラスト (@rockybabyto) March 20, 2018
【パッと見で分かる!】
「門脈圧亢進症の症状」
・脾腫
・食道・胃静脈瘤
・直腸静脈瘤
・腹水 pic.twitter.com/EfilFGwP1q— ゴロ−@解剖生理イラスト (@rockybabyto) February 13, 2018
【パッと見で分かる!】
「刺激伝導系」
大事な所を凝縮しました。 pic.twitter.com/ZZUEV4N2pF
— ゴロ−@解剖生理イラスト (@rockybabyto) January 19, 2018
どうですか?とてもわかりやすいですよね。
教科書や学校のプリントよりもとっつきやすいと思います。
他の語呂やイラストが見たい!という方は、ゴローさんのTwitterやブログを見てみてくださいね。
『解剖生理学 超速! ゴロ勉』を全力でおすすめしたい理由
さっそく、購入してみました!
ざっと目を通して思ったのが、
…国家試験の勉強中にこの本が手元にあったら、もっと楽しく勉強できてただろうなあと思いました。
帯の裏を見ると、臨床検査技師の方のコメントが!
どのコメントにも、「国家試験に役立った」と書かれています。
一見、ちょっとふざけた感じの本に見えますが、国試対策にも使えるれっきとした参考書なんですよね。
国家試験に出る内容が覚えられなくて悩んでいる人に、この本を全力でおすすめしたい理由をいくつかあげていきます。
全ページカラー・全語呂にイラストがついている
ゴローさんがこだわったのが、全ページをカラーにすること。やはり、色があるほうが断然覚えやすいです。
そして、すべての語呂の横に関連するイラストが載っているのも特徴の一つです。
語呂合わせの参考書って、語呂だけがバーッと載っているような感じのものが多いと思うんです。
しかし、これは全部の語呂にイラストが載っているのでとにかく覚えやすい!味のあるイラストは一度見たら忘れられないインパクトのあるものばかりです。
語呂合わせで覚えたあとに問題を解くことができる
語呂合わせだけでなく、覚えたものをミニドリルで確認することができます。
国家試験を攻略するためには、過去問を何度も解いて問題形式に慣れる必要があるんですよね。
なので、このように問題を解く機会が与えられているのはありがたい!
いくら語呂合わせで覚えても、問題が解けないと話にならないですからね。
私も、語呂合わせで覚えたあとにミニドリルを解いてみました。
【問題1】重層扁平上皮が存在する場所で誤っているのはどれか。
①食道
②皮膚
③口腔
④小腸
重層扁平上皮…とつぶやいたところで思い出しました。
十兵衛が何をしていたか…そうだ、コーヒーを入れてた!コーヒー食堂だ!
なので、口腔・皮膚・食道は正しい。
誤っているのは、④小腸ということになります。
ざっとしか覚えてないのに、問題が解けてしまった…!これにはびっくりでした。
こんなふうに、問題が解けるようになるとモチベーションのアップにつながりますよね。
項目ごとに分かれているので検索しやすい
先ほども書いたように、この本は参考書のような作りになっています。
なので、消化器系、呼吸器系といったように項目ごとに分かれているので、検索しやすいのも特徴です。
ちなみに、医療系学生に向けた本なので、全部の項目が臨床検査技師の国家試験に出るとは限らないだろうなと思っていました。
もしかしたら半分くらいしか使わないのかな?とちょっと心配していました。
しかし、そんなことはなかった!
骨格・筋系の項目以外のほとんどは臨床検査技師の国家試験の範囲です!
なので、「買ったけど使えるとことが少なかった…」なんてことはないので、安心してくださいね。
漫画でストーリー仕立てで覚えられる!
語呂の他に、漫画で覚えられるようにもなっています。
これは、赤血球が誕生するところから、破壊されビリルビン代謝に使われる過程を、漫画でわかりやすく描かれています。
歴史や古典を漫画で覚えるのと同じように、やっぱりストーリーにするとすっと頭に入ってきます。
【まとめ】『解剖生理学 超速! ゴロ勉』は臨床検査技師の国家試験勉強にかなり使える!
●専門用語がなかなか覚えられない
●覚えてもすぐに忘れてしまう
●とにかく手っ取り早く国家試験を攻略したい
そんな学生に全力でおすすめしたいです!
臨床検査技師国家試験の内容は、当然ですが解剖生理だけではありません。
生化学、病理、微生物…覚えることは山のようにあります。
なので、解剖生理の分野だけでも語呂合わせでさくっと覚えてしまえば、全体の勉強がぐっと楽になりますよ。