臨床検査技師の国家試験は一年に一回、2月の中旬におこなわれます。
参考記事>>臨床検査技師の国家試験ってどんな問題?試験時間や会場は?
国家試験は当然ながら一発勝負。
試験の日が近くなるにつれ、緊張してしまいますよね。
ここでは、本番で実力を出し切るために国家試験の直前はどう過ごしたらいいのかをお教えします。
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目次
直前期だからこそ、生活リズムは変えない!
国家試験が近くなると、学校の授業もなくなるため自宅で一人で勉強する人も多いと思います。
しかし、自宅だと生活リズムが狂ってしまい、夜中に勉強して昼まで寝てしまう…なんてことも。
本番は朝から試験が始まります。
当日にしっかりと起きられるように、夜型の生活リズムにならないように気をつけましょう!
家にいるとついついダラダラしてしまう人は、学校の図書館や自習室を利用してできるだけ朝~夕方に勉強するクセをつけましょう。
朝から勉強しておけば、夜は時間を決めて好きなことを過ごしてもOK。
勉強以外のこともメリハリをつけてやればまったく我慢する必要はありませんよ。
直前期の勉強は過去問と模試の見直しがおすすめ!
国家試験が近づくにつれて、「何をしたらいいかわからない!」とパニックになってしまう人もいると思います。
私が直前期の勉強におすすめしたいのは、過去問と模試の見直しです。
参考記事>>臨床検査技師の国家試験に合格できる!模試の活用法を教えます
問題を読んで答えを考えてみる→間違えたところはノートや教科書などで見直し
という流れを本番まで続けてほしいなと思います。
この勉強法には、
●本番で解く問題形式に慣れることができる
●全部の科目を均等に勉強できる
というメリットがあります。
直前期には、ついつい「新しい問題を解いて覚えきれてないところを覚えないと!」という思いがあるかもしれません。
私もそうでした。正直過去問や模試の問題って何度も見ているので、おもしろくないんですよね。
学校では直前の対策として、十数年前の模試を解いたりしていましたが、あまり深入りはしないことにしました。
抜け落ちていたところや、今からでも覚えられそうだなと思ったところを中心に見直して、それ以外は手をつけませんでした。
マイナーなところを一から覚え直すくらいだったら、今までに何度も解いた過去問や模試を見直すほうがよっぽどいいと思います。
やはり、確実に覚えたところは本番でも自信を持って回答できました。
今まで勉強に使ってきたノートや資料はお守りになる
私は国家試験の一年前から、コツコツとノート作りをしていました。
ルーズリーフに書いたものをファイルに挟んでいき、最終的にファイル2冊分におさまりました。
参考記事>>国家試験の勉強に『ノート作り』はNG?合格につながるノートまとめの方法とは?
膨大な項目を暗記するときに必ず役立つ!覚えやすいノートのまとめ方を具体的に紹介するよ
このファイルは国家試験の前日のホテル、もちろん会場にも持っていきました。
前日にホテルで、ノートをぱらぱらとめくっていると「今までよくがんばってきたな」という思いがあふれてきました。
「ここまでやったのだからきっと大丈夫」
気づいたら大きな自信になっていました。
もちろんノートでなくてもいいです。先生がまとめてくれた資料だったり、教科書だったり。使っていたペンでもいいです。
勉強でずっと使ってきたものは、ぜひとも本番まで持って行きましょう。
前日にホテルに泊まる場合は、ふだん使っているものを持ち込んでリラックスしよう
先述のとおり、私は前日に会場近くのホテルに泊まりました。
参考記事>>国家試験の前日はホテルに宿泊したほうがいい?前日に宿泊するメリットとデメリットをまとめてみた
直前は普段通りの生活をと言ってきましたが、「じゃあ前日にホテルに泊まる場合はどうするの?」ってなりますよね。
私もなんだか落ち着かない気持ちでした。
そこで、家で勉強するときに飲んでいた紅茶のティーバッグを持ち込んで飲んでいました。いつも飲んでいるものを飲むだけでもほっとできるんですよね。
また、本番の朝には、自分の一番好きな音楽を聴いてから会場に向かいました。
こんなふうに、ふだん使っているもの、食べているもの、聴いている音楽などは緊張した心を落ち着かせてくれる働きがあります。
前日だからと言って真新しいことはせず、環境は変わっても普段通りの生活をするように心がけましょう!
まとめ
本番が近づくにつれてあせってしまう気持ちはわかります。
でも、あせったからといってどうにかなるわけでもありません。
大切なのは「本番でいつもどおり実力を出し切る」ことです。
そのためには、
●生活リズムを変えない
●過去問や模試を見直して問題形式に慣れる
●使ってきたノートや資料を見て自信をつける
●ふだん使っているものを使ってリラックスする
このようなことに意識して過ごしてみてください。
これを書いているのは、まさに国家試験前日(2018年2月20日)です。