転職

臨床検査技師から別の職種に転職できる?おすすめの職種を5つ紹介!

「臨床検査技師を辞めて、別の職種に転職したい!」

 

そうは思っても、

  • せっかく苦労して国家資格を取ったのにもったいない
  • 未経験の職種にいまさら転職できるのかな?

という不安があり、なかなか転職に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?

 

そこで、臨床検査技師の資格を少しでも生かせる職種に転職することを考えてみてはいかがでしょうか?

ここでは、臨床検査技師としての経験を生かせる職種を5つご紹介します。

 

①治験コーディネーターとして働く

 

治験コーディネーターは臨床検査技師の資格を生かせる代表的な職業です。

治験コーディネーターという言葉は、一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

治験コーディネーターの仕事

  • 新薬を開発する上で必要な臨床試験(治験)のスケジュールを構成
  • 被験者となる人に治験の説明や指導

病院や検査センターで、臨床検査技師として働くのとはまったく違う仕事ですよね。

 

資格を持っていなくても、治験コーディネーターになることができます。

しかし、治験コーディネーターとして働く人の中には臨床検査技師以外に看護師や薬剤師の資格を持つ人もいます。

 

治験コーディネーターの仕事をするには、医学、薬剤、臨床試験など幅広い知識が必要です。

特に、臨床試験の結果を読むことができる臨床検査技師は重宝されているんです。

臨床検査技師としての資格を存分に生かせることができるので、転職するにはぴったりの職種ですよ。

 

治験コーディネーターで働くメリット

医療機関は、土日でも交代で当直勤務が課せられていることが多いですが、治験コーディネーターは基本的に土日は休みのところがほとんどです。

なので、プライベートも充実できるのが大きなメリットの一つです。

特に、子どもがいて残業や休日出勤が難しい人にはぴったりの仕事なんです。子育て中の女性が転職することが多いようです。

 

治験コーディネーターで働くデメリット

被験者の方への説明や指導が主な仕事となるので、コミュニケーション能力が必要になってきます。

医療機関では検査をするばかりで、なかなか患者さんなどと接する機会がなかった人は、最初はとまどうかもしれません。

また、パソコンを使うことが多いので、知識があまりない人は大変かもしれません。

 

治験コーディネーターに興味を持ったら

治験コーディネーターに興味を持った方は、まず治験コーディネーターのことを知ることから始めてみませんか?

転職支援サイト「CRCJOB」」では、元治験コーディネーターのエージェントが、治験コーディネーターの仕事内容を教えてくれます。

治験コーディネーターのメリットだけでなく、大変なところも本音で教えてくれるので、とても参考になりますよ。

転職後に「こんなはずではなかった!」と後悔しないためにも、リアルな声を聞いておくのは大切なことです。

 

\治験コーディネーターの仕事が丸わかり!/

 

②看護師の資格を取って働く

 

医療機関で実際に働いている看護師さんを見て、「看護師として働くのもいいな」と考えている人もいるのではないでしょうか?

 

看護師の資格を取るには、学校に進学して単位を取得し国家試験に合格しなければいけません。

学校によっては、一部の授業が免除されることがあるかもしれませんが、基本的に一から学校に通うことになります。最低でも専門学校で3年はかかります。

 

もう一度学校に通うことに抵抗があるかもしれませんが、看護師養成の学校では幅広い年代の生徒が学んでいます。30~40代でも目指して勉強している人はたくさんいますので、年齢を気にする必要はないですよ。

資格を取るのは大変かもしれませんが、一度取得すれば一生モノの資格なので、ぜひ挑戦してみてください。

 

看護師の資格を取って働くメリット

とにかく求人に困らないのが最大のメリットです。年齢が高くても新卒で採ってもらえる施設はたくさんあります。

また、臨床検査技師としての知識があれば、勉強はそこまで大変ではありません。国家試験も臨床検査技師に比べたらそこまで難しくないでしょう。

 

看護師の資格を取って働くデメリット

学校に通うためには学費が必要です。特に私立の学校に通うとなると、かなりのお金が必要です。

ただ、働いて収入を得ながら資格を取ることもできます。准看護学校(2年)→定時制の看護専門学校(3年)に通うという方法が一般的です。

准看護学校に通っている間は看護助手として、准看護師になったら准看護師として働きながら看護師を目指します。

どっちにしろ、学費をどう工面するかをしっかり考えておきましょう。

 

③臨床工学技士の資格を取って働く

 

臨床工学技士は、人工心肺装置などの医療機器を扱う仕事をしています。

 

臨床検査技師と勉強する内容が重複しているので、両方の資格取得(ダブルライセンス)を目指す人も多いのです。

 

臨床検査技師の資格を持つ人が臨床工学技士になるためには、専門学校の専攻科に1年間(夜間であれば2年間)通い単位を取得し国家試験に合格する必要があります。

参考記事>>臨床検査技師と臨床工学技士のダブルライセンスを目指すにはどうしたらいいの?

 

臨床工学技士の資格を取って働くメリット

臨床検査技師の資格も持っているということは、職場でも重宝されます。幅広い業務ができるので、やりがいもアップしますよ。

また、お給料も臨床検査技師よりも多い傾向にあるようです。

 

臨床工学技士の資格を取って働くデメリット

資格を取るまでの1年間はかなりハードです。

アルバイトもなかなかできないし、夏休みは実習などでつぶれてしまうことがほとんど。1年間は学業に専念するという覚悟が必要ですね。

 

④医療事務の資格を取って働く

 

病院で勤務している人は、受付などで医療事務の方が働いているのを見たことがあるかと思います。

特に幅広い年代の女性が活躍している人気の仕事の一つです。

臨床検査技師としてある程度の医療の知識があれば、資格取得もそこまで難しいものではありません。

また、病院で働いていたという経験があれば職場にもスムーズに溶け込めるのではないでしょうか。

 

医療事務になるためには、資格スクールに通ったり、通信講座を利用して勉強します。

気になっている方は、ぜひ資料請求をしてみてくださいね。

 

医療事務の資格を取って働くメリット

女性が多く、子育て中でも働きやすいのが大きなメリットです。

また、臨床検査技師と比べて働く場所が多くあるので、自宅から近い場所で働くことも可能です。

 

医療事務の資格を取って働くデメリット

医療事務の資格は取得しやすいため、多くの人が取得しています。

さらに、資格を持っていなくても医療事務として働くことは可能なので、資格の取得がそこまでアドバンテージになるわけではありません。

若いうちなら未経験でも転職できるかもしれませんが、30歳くらいを超えると厳しいのが現状です。

 

⑤登録販売者の資格を取って働く

 

登録販売者とは、ドラッグストアなどで風邪薬などの一般医薬品を販売する仕事です。ドラッグストアにおける薬剤師不足を解消するために、2009年に誕生した比較的新しい資格です。

試験に合格した後、2年間の実務経験を経ることが条件となります。

臨床検査技師とは少し違う分野かもしれませんが、実は試験では医学の知識も問われるため一度臨床検査技師の勉強をした人であればそれほど難しくはありません。

 

実は、私もこの試験に合格しています。

1日1~2時間、2ヶ月の勉強で合格できたので、「働きながら空いた時間で何か資格を取りたい」と考えている人にはもってこいです。

通信教育もありますが、自分でテキストを買って勉強しても十分合格にたどりつけます。

 

▼この2つのテキストで勉強をして合格できました!

 

 

登録販売者の資格を取って働くメリット

まだ新しい資格なので、比較的求人は多いです。

時給も900円前後と高いので(夜間帯であれば1500円前後のことも!)、それなりに稼ぐことも可能です。

 

登録販売者の資格を取って働くデメリット

お客様への医薬品の説明など主な業務ですが、それ以外はレジ打ちや商品陳列などの普通の業務をしなければいけません。

医療系の資格ですが、仕事内容としては医療系の仕事という感じはあまりありません。

 

まとめ

臨床検査技師の資格を少しでも生かせる職種

 

●治験コーディネーター

●看護師

●臨床工学技士

●医療事務

●登録販売者

治験コーディネーター以外は、新たに資格の取得が必要です。

気になる方は、資格が取得できる学校や通信教育などを一度調べてみることをおすすめします。

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