高校生のときはノートにまとめてたけど、こんなに量があると無理だよね
でも、まとめたほうが覚えやすい気もするし…どうしたらいいの!?
臨床検査技師にかかわらず、国家試験は覚えることがたくさんあります。
教科書や参考書を読んで覚えようとしても、
「読むだけでまったく覚えられていない!」
という経験はありませんか?
そうなると、
「ノートにまとめたほうが覚えやすいのではないか?」
と思うかもしれません。
しかし、ノートにまとめるのは効率が悪いという話もよく聞きます。
私の考えとしては、ノートにまとめることは悪いことだとは思いません。
ただし、正しいやり方をすれば大丈夫です。
合格につながるノートまとめの方法を見ていきましょう。
国家試験の勉強でノート作りをするときの注意点3つ
ノート作りをするなら、必ず早めにスタートせよ!
ノート作りの一番のデメリットは、「時間がかかる」ことではないでしょうか?
ノートをまとめるのに時間をかけ過ぎて、肝心の過去問演習が十分にできなかったということは、あってはなりません。
なので、ノートにまとめると決めたら、とにかく早めに取りかかること!
できれば最終学年の4月、つまり国家試験の約1年前くらいから始めるのがベストです。
遅くても半年前までには始めたほうがいいですね。
それ以降であれば、ノート作りはしないほうが賢明です。
どうしてもまとめたいのであれば、苦手な科目のみ、模試で間違えた問題のみ、というように絞ったほうがよいでしょう。
ノート作りは、過去問を解くことと並行してやろう!
先ほども言ったように、国家試験に受かるための勉強において重要なのは「過去問を解くこと」です。
ノート作りだけをするのではなく、並行して過去問を解いていくことをおすすめします。
できれば、過去問を活用しながらノート作りをするのがいいと思います。
どういうことかと言うと、例えば、ノートの上に過去問のコピーを貼り、その下にまとめを書くという方法があります。
こうすれば、過去問を解きながらまとめノートを作ることができます。
過去問を貼るのがめんどうだという人でも、まとめたらその範囲の過去問を解くように習慣づけるようにしましょう。
ノートにまとめて覚えるだけでは、よほどの天才でない限り国家試験は解けるようになりません。
問題を解くこと【=アウトプット】で、知識が定着していくのです。
最初は、広く浅くまとめよう!
ノート作りを始めたころはついつい力が入って、あれもこれもと完璧にまとめようとしてしまいがちです。
しかし、それでは時間がいくらあっても足りません。
まずは、重要なところだけをまとめて、どんどん進めていきましょう。
ノートが全部埋まらなくても大丈夫。
むしろ、あとから書き込めるようにスペースがあったほうがいいのです。
学校の国家試験対策の授業や模試を受けたりしているうちに、「これも書いておかなきゃ」と思うところが増えてくるはずです。
そうやって、書き足しながら仕上げていきましょう。
国家試験の勉強でノート作りをするメリット
覚えるべきことがコンパクトにまとまっているので、持ち運びやすい
臨床検査技師の国家試験は、多くの科目から構成されています。
それぞれの科目に教科書がありますが、一冊だけでも分厚いのに何冊も持ち歩くのは大変です。
学校の先生からまとめたプリントが渡される科目もあるかもしれませんが、科目ごとに先生が違うため大きさや形式がバラバラだったりします。
ノートにまとめることで、これがコンパクトになるので、持ち運ぶのに便利です。
そして、模試や本番の試験の直前に見直すときにも、確認したいところをさっと見直せます。
私は、ルーズリーフにまとめてファイルに挟んでいましたが、分厚いファイル2冊に収まりました。
これさえ持っていれば安心でしたし、荷物も減らせたのでよかったです。
自分に合った覚え方ができるので、暗記に有利
臨床検査技師の国家試験には覚えることが膨大です。
覚える作業を楽しくするためには、ノート作りが最適なんです。
例えば、
・語呂合わせを作る
・表やグラフにする
・マーカーを引いたり色をつける
教科書や参考書の文をただ書き写すのではなく、このように工夫をして自分が覚えやすいノートにしていきましょう。
時間をかけすぎるのはよくありませんが、少しの工夫でぐっと覚えやすくなるはずです。
参考記事>>臨床検査技師の国家試験は語呂合わせで乗り切る!語呂合わせで覚えるメリットと注意点
まとめ
ノートにまとめる勉強法は、やり方を間違わなければアリ!
まとめることで、教科書などを持ち運ばなくてもいい、暗記がしやすくなるというメリットがある。
注意点は、
・早め(最低でも本番の半年前)に取りかかる
・過去問を解くことを並行してやる
・始めは広く浅くまとめる